MSI 2024 感想 (ネタバレあり)
最近 LoL をはじめただけのニワカなのだが、ルールがわかってくるとプロの試合が本当に面白く見れるようになった 実況の人が大量のチャンピオン(そもそも100体以上いる中から10体選ばれて、それぞれ5コ(+パッシブ)スキルがある)の技名を連呼しながら状況を伝えてくれるのが非常に助かる(集団戦はあちこちで同時進行でいろんなことが起きていてとても追いきれない)し、解説の人が主にマクロのことを補足してくれて、かつ選手のミクロがどうスゴかったのかも教えてくれるので長い試合でも集中力が持続できた
プレイインから全部みて、自分のマクロ観も多少は身についたような感じがする
バンピックの駆け引きから本当に面白くて、互いの思惑、味方の誰をキャリーにしたいのか、相手の誰を機能不全にしたいのか、解説のお陰で助かった
プレイインあたりは結構メタ固まってんのかなあ?とおもったけど、ブラケットでは各チームにいるキャリーに向けたターゲットバンがあって、それに抗っていくピックを見て「コレをやりてェ!!」という気持ちになったが、やるためにはフレックスキューに入らないといけないらしくて強くなりてェ....という気持ちを新たにした
Faker って選手がとにかくレジェンドらしいということは聞き及んでいたけど、あとは全然知らない人たちだったので基本的には判官贔屓でチャレンジャー側を応援しながら見がちだった T1 はなんでプレイインにいるワケ??みたいな話もされてたけど「圧倒する」というのはこのことだよなという勝ちっぷりで、こんな差が出るものなのかあ、と分からされた ブラケットステージは BO5 なので非常にボリューミー、下手すると1試合40分超えのロングゲームもあるので長引くと5時間も集中を保ち続けないといけないのは選手やアナリストたちは強靭な心が必要そうだ... 実況解説の弁によると、LCK、LPL がここ最近はドミネーション状態にあるってことで判官効果で LEC、LCS を応援したくなったが、最後の星 G2 が T1 に粉砕されて終わった 面白いバンピックしてきたのが印象に残ったのもあり、T1 に構成勝ちできるのでは....?と一縷の光が見えたけど太刀打ちできなかったな
Upper ではいい勝負してて、ワンチャン感じたけど Lower ではまるで T1 の掌の上のようだった
その T1 も BLG 相手にミッドザックという謎ピックをカマしてきて、これで勝ったらスゲーなとおもったがやはり土壇場でオフメタで勝てるほどプロシーンは甘くなかったようだ... 決勝は結局 Upper のリベンジマッチになり、GEN と BLG の対戦だったけど Chovy が圧倒していたように見えたし、何よりブリッツの Lehends はフックドリームすぎて胸熱だった フルパで遊んでる時に、空いてるレーンだったので mid を担当することが多いのだけど、大会を見ていると mid の責任てかなりデカいゲームなんだな....と実感した 強いチームはだいたい mid の選手の名前が連呼される
一方 top は陸の孤島と呼ばれているのは知ってたけど大会でもいぶし銀の働きをしている印象があった 369 なんかは体格もあってザ・トップレーナーという感じがして良かった、BrokenBlade はひたすら耐えてる印象だったし、Bin は特に TF で ult からバック TP してイエローをキャリーラインに当てにいくのとかが記憶に残っている 箱推し性格なので jg や bot のデュオなんかもアツいところだが(HansSama-Mikyxとかね)、やはり mid のレーン主導権からオブジェクトの動きだったり、ローム、ガンクの動きをしてゲームメイクしていったり、スケールチャンプで育って終盤勝つ動きをしたり、ゲーム全体の起点になる感じがした アジールでシュリーマシャッフルを一度はやってみたいけど絶対ムズいんだろうなあ....タリヤの ult も絶対あんなうまく撃てる自信がない ある程度メタが絞られてきちゃうのは仕方ないとおもうけど、それにしてもカリスタとセナはもういいよってぐらい出てきて、もう少し ADC のチャンプなんとかならへんのか、とはおもった それだけに Lehends のブリッツはマジでアツかったし、jg アイバーンも会場の観客と同じ勢いでウォォ!!となった プロシーンとソロキューの乖離が激しいというのもよく分かった
ソロでやってるとバカ強いダリウスやモルデカイザーに粉砕されることがあるが、BP で見向きもされていないところをみると悲しい まぁ.....プロシーンでミクロの勝負となると複雑/トリッキーなチャンプにしていかないと勝負が成り立たなくなっていくってのは理解できるのでムズいところだなあ
例えば麻雀ではプロでもアマでも和了る役は同じだけど、ことこのゲームにおいては誰も断么九なんか狙わないよみたいな状態に見える ここはe-スポーツの難しいところか